通常、これらのロゴがケースの裏に刻印されている時計の方が高価です。
文／編集部
一定の富や地位のある人は「金色」を身につけると聞いたことがあります。輝く金は富を象徴するだけでなく、その価値を維持します。しかし、時計の発展に伴い、貴金属素材としては、純金のほかに、金の割合に応じてプラチナ、白金、ピンクゴールドなども存在します。実は金100％は質感が柔らかく、時計のケース素材としては不向きです。したがって、硬度を高めるためにいくつかの異なる金属を混合する必要があり、最終的に私たちがよく知っている18Kゴールドが形成されます。これらの貴金属が不純な割合で市場に出回ることを防ぐため、スイス時計連盟は時計ブランドに対し、各貴金属の混合組成を統一し、それらを区別するために時計に貴金属マークを刻印することを義務付けています。
初期の頃、スイスで製造されるすべての 18K ゴールド時計には「女王のマーク」を付ける必要がありました。女王のマークはスイスの守護の女神ヘルヴェティアの横顔でした。 14Kゴールド時計（金含有率58.5％）にはリスのマークが付いています。 9K金時計（金含有率37.5％）には剣のマークがあり、剣の中に花が咲いたような模様が入っています。そしてプラチナ時計にはスイスヤギの頭が付いています。
あなたの手の時計にこれらのマークがある場合、その価値は通常比較的高いことを意味します。しかし、このマークは現在では使用されなくなったため（これらのマークは1995年に全て廃止されました）、1995年以降は新たなマークが使用されるようになり、現在時計でよく見られる「セントバーナード犬の頭」マークが使用されています。現在、貴金属製の時計にはセント・バーナード犬の頭がマークとして使用されています。ゴールドとプラチナの2種類があります。この２つの貴金属はマーク枠が異なります。具体的なパターンは次のとおりです:
▲「ハンマー」マークの真ん中の数字は貴金属部品の生産情報を示しており、一般的に特定の地域を指します。
これらの一般的なマークは、時計のケースの裏側、ラグ、バックルなどの場所に見られます。はっきり見えない場合は、虫眼鏡を使用して確認できます。これらのマークがなければ、たとえ時計が金であっても、一般的には金メッキとしか言えません。ステンレススチール製の時計には「STAINLESS STEEL」と表記されます。